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Jan 10, 2006

伊藤・広瀬対談

BURRN!2月号で「2006年の展望」について両氏の対談が載っていました。
伊藤氏の発言で気になったことがあります。

今のHM/HRを聴いている人の多くは、飲み込めるものが少ない。
80年代に様々なHM/HRを聴いていた人達と比べると、
あまりにもキャパシティが小さいというか、飲み込める量、範囲が狭い。
例えば、80年代はBON JOVIも聴くけどSLAYERも聴けるという人が多かったが、
今は、陳腐な言い方をすると、3000枚くらいしか売れないパワーメタルは聴けても、
AEROSMITHやBON JOVI、それどころかHELLOWEENすら飲み込めない。

音楽が細分化され、HM/HRも細分化されてきた中で、ある特定のものは聴くけど、
あとは見下したり…飲み込むのが凄く下手なのか、線引きして、
自分がいる場所を美化しようとする人達。
何でそんなことをするんだろうと思うんだよね。
例えばね、BON JOVIやAEROSMITHはドームを満員にするわけだよ。
それに対して「BON JOVIかよ、AEROSMITHかよ」って見下すような言い方をする。
BON JOVIやAEROSMITHって何十万枚も売ってドームを満員にして、
日本のHRの背骨を形成しているバンドなんだよね。
なのに「BON JOVIも、まあ嫌いじゃないよ。やっぱりソングライティングいいよね。
俺が好きなのはもっと違うバンドだけど」とか、
「AEROSMITHがあの年齢であそこまでやっているのは凄い」とか、
そういう感じじゃないんだよ。

私はBON JOVIもSLAYERも聴いてましたが、それはそれしかなかったからです。
もちろん好きで聴いていましたし、今でも好きです。
あの頃の日本のHM/HRシーンというのはB!と伊藤・和田氏が紹介したバンドだけ
で形成されていて、それ以外で良いバンドを見つけることは殆ど不可能でした。
選択の幅が狭くなり、必然的にみんな同じようなものを聴くようになるわけです。
ネットが無かった80~90年代に埋もれたメロハーの名盤の何と多いことよ。
今ではネットによって好みのバンドを自分で見つけて買えるようになり、
好みから外れるバンドは自然と聴かなくなるわけで、
別に無理して飲み込む必要がなくなりました。
今のエモやポップパンクみたいに、あの頃のスラッシュシーンに良質のバンドが
ゴロゴロいたら、それしか聴かなかった人がいると思います。
もちろんBON JOVIやHELLOWEENも見下していませんし、
新譜も聴いて判断して買いませんでした。
好みが変わったということもありますし、メロハーだけでも多く出ていますから。
ただ狭かったが故に、BON JOVIもSLAYERも聴けてシーンに一体感があった、
あの時代も良かったなぁと思うときがあります。


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Comments

Excellent way of explaining, and nice piece oof wreiting to get facts on the topic of my presentation topic, which i am going to convey in institution of higher education.

Posted by: computer rental system | Feb 13, 2014 at 12:25 AM

cozy_imaさん、初めまして。
>埋もれたメロハーにどっぷりはまっています。

私も一時期ヤフオクやGEMMで買い捲ってました。
ネットは音楽シーンを大きく変えましたね。
B!の影響力も非常に小さくなりましたし。

Posted by: RABI | Dec 27, 2006 at 11:29 PM

少し古いですが、興味深い記事ですね。
>ネットが無かった80~90年代に埋もれたメロハーの名盤の何と多いことよ。
本当にそうだと思います。例えばSTREETSとか。
これもB誌の罪だと思います。
私は、過去にさかのぼって、埋もれたメロハーにどっぷりはまっています。

Posted by: cozy_ima | Dec 25, 2006 at 05:42 PM

興味深く読まさせていただきました。
昔から伊藤氏はファンを見下しているところがありますね。
和田氏は決してそんなことなかったのに。

Posted by: RABI | Jan 13, 2006 at 02:38 AM

RABIさんのこの記事に触発されて、自分もこの対談についての記事を書きました。
お暇でしたらぜひご覧ください。
TBさせてもらったので宜しくお願いします。

Posted by: jimmy@Hungry For Rock | Jan 13, 2006 at 01:46 AM

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